2012-11-21から1日間の記事一覧

無題10

誰もを 等しく愛せるわけではない撃滅すべき存在 残念ながら 僕にもそれはあるようだあの旗を撃て 撃滅せよ ひとは憎しみのために生まれてきた

無題9

夢から醒めた 24歳だ もうすぐ社会性に取り込まれてしまうせめて想像力の弱者であれば まだ僕の賭けは続いていくのに 妄想の奴隷でしかない 僕が憎いそれでも 僕は僕を愛そう そして撃滅すべき敵が 誰であるかを見極めよう

無題8

僕の中に他者がいる それは確かに「少女」なのだ僕と 僕の中の誰か つまり「少女」と 貴方と この社会に生きる誰か つまり 社会性の虜になった人々 それらでもって 世界は構成される僕と「少女」、 貴方と社会性の虜になった誰か それが世界なのだ もっとも…

無題7

僕とはなんだろうか妄想の奴隷 社会性の敵 創造性のしもべ 想像力の弱者心はとっくに壊れた しかし 僕は生きていく 死なずに生きていく 生きることを生きる文学を捨てようと 哲学を捨てようと 僕は僕として存在する 僕はまだ死なない この世のすべての流星に…

無題6

妄想 想像力 創造性 社会性 そんな欠片を 掬い取って 空に投げ この世のひとかどに幸せを

無題5

この8畳間で 僕は「少女」を思い続ける 少女の身体と精神を少女はこの世にいない ただ妄想と想像の間で ゆらめいている少女 少女には実体がない ただ僕の心の病による 産物それでも その病んだ心で思い描いた「少女」を 思い続ければ やがて幸せは 僕にも …

無題4

少女がピアノを弾いている 僕は芸術に無知で 結局音楽にも無知で その曲の名を知らないそれでも 夕焼けを浴び 僕は少女に寄り添う 少女はひたすら鍵盤を叩く夕焼けが 赤く部屋を染める 少女と僕は 無言の会話を交わす僕と少女には 背負うものがある 何かを背…

無題3

映画のヴィデオを観ようとして 結局観ないままだった あのハリウッド映画嗚呼 僕は芸術と無縁 映画という「第七芸術」さえも僕は芸術と無縁 やはり社会性の虜で 人生を食いつぶすそれでも 前を向くしか無いのだ 人生は 旅は 賭けは 道は続いていく

無題2

詩を読む しかし 集中できず 本を捨て置く嗚呼 現代詩文庫 田村隆一詩集が 僕を睨みつける詩の挫折 もとい 詩への挫折 想像と妄想のはざまで 僕は妄想の奴隷芸術の本質を見失う 僕は星も見失う

無題

川の流れに 逆らって歩く 僕は妄想の囚人しどけなく 煙草をふかす ふりをして 手持ち無沙汰で 何もせず 時間を食いつぶすそれでも 僕は生きていく 死ぬまで生き続ける 生き続けて命を散らす