無題8

僕の中に他者がいる
それは確かに「少女」なのだ

僕と
僕の中の誰か
つまり「少女」と
貴方と
この社会に生きる誰か
つまり
社会性の虜になった人々
それらでもって
世界は構成される

僕と「少女」、
貴方と社会性の虜になった誰か
それが世界なのだ
もっともそれは
僕を中心とした話だ

哲学は
卑俗なものを許さないが
もっと
卑俗なものを哲学は
許してもいいと
僕は思っている