無題5

この8畳間で
僕は「少女」を思い続ける
少女の身体と精神を

少女はこの世にいない
ただ妄想と想像の間で
ゆらめいている少女
少女には実体がない
ただ僕の心の病による
産物

それでも
その病んだ心で思い描いた「少女」を
思い続ければ
やがて幸せは
僕にも
貴方にも降り注ぐ