齟齬としての飛躍
炭水化物のせいで
混濁する意識
おれのなかのカオスが
力を失っている……。
右手(めて)に哲学
左手(ゆんで)に詩を
両手に花
ああ、両手に花
生きる力とカオスの混濁。
いまは三木清を
理想の文学者だと思い
ニーチェを
理想の宗教者と思って
ドイツ語も
ギリシャ語も
ひとつも知らずに
命がけの跳躍を、
あの燃え盛るキャンパスへの
命がけの跳躍を。
飛躍、
韻律、
(展開、)
齟齬。
詩才はなくとも詩は書ける
独我論⇔他我⇔自我。
自惚れ⇔独我論⇔自己犠牲。
かわりばんこなかよし。
齟齬から、韻律に展開し、飛躍を無上のものと思う。
それがおれのアリストテレス。
ホラーティウス。
なぜか、パイドロス。
ほら、これが、飛躍。
形式を欠いた哲学などない
→哲学は飛躍、韻律、矛盾を要する