きょうの ポエム

鴨せいろを食う。
貪るように食う。
そのあとで、パック寿司に舌を伸ばす。

パック寿司と、青空。
青空の下、寿司を、あまり上等でない寿司を、
キャンパスの真下で。

僕はT地区をさまよう。
食堂で鶏肉のグリルを注文する。
ナイフで鶏肉を切り刻む。
フォークを口に運んでいく。
砂糖をまぶしたコーヒー。

茶店で出されるチョコレイトサンデー。
ミルクを抜いたミルクティ。
傍らに、荒川洋治先生の文庫本。

詩が、ミルクティとともに湧き出てくるのだ。
それは、透明で。