アニメファンはアニメを評価するべきだ

アニメファンは、アニメを評価するべきだ。
アニメファンは、アニメを評価することから逃げがちだ。
だから、もっとアニメを判断するべきだ。

自分がどの作品を−とりわけ−好きだったか、
どの作品を推すか、
それを表明しなくてはならない。
自分の考えを、表明しなくてはならない。

アニメ作品に、序列をつける。
ランク付けを。
そこからアニメファン甲、アニメファン乙の個性が出てくる。

絶対に、アニメファン甲、アニメファン乙がつけた序列は、
アニメの世間的な人気通りにはならない。
そこに個性が出る。

不人気作品Aを推す。
人気作品Bをくさす。
そこに個性が出る。

不人気作品には甘めに、人気作品には厳しめに。

アニメファン甲、アニメファン乙が、どの作品を1番に推すか。
そこにアニメファン甲、アニメファン乙の個性が1番出る。
断罪するかのように、
賭けとして、
勇気をもって、
とあるアニメ作品を1番に推す。

たとえば前期では、わたしは『ココロコネクト』というアニメが1番好きで、
「『ココロコネクト』を推す」というふうな、
文学賞の選評のような、
そんな記事を書きたい心境がある。

アニメ作品を推すことは賭けである。
そういう「評価」という行為に、
自我が出る、
個性が出る、
価値がある。