無題
朝のライト・マーチが、
揺れる……。
朝のライト・マーチが揺れる。
コーヒーとともに湧き出る夢。
朝が来たのだ。
朝が来たのだ。
無題2
浮遊する、
梅雨の産業都市。
産業都市の電気街で、
僕は内省に耽る。
他者を欠いた自我が、
爆ぜる。
気温30度の電気街が、
僕を締め付ける。
灼熱のメイド・カフェが、
今日も炎上する。
そして量販店の巨塔が、
今日も僕を歓待し、
僕をあまつさえ資本主義のどれいにする。
無題5
経験と内省、
他者、
そしてライト・マーチが、
ないまぜになる。
永遠に回る愛。
知への愛。
それは白痴にも似て。
他者の衝撃は、
まるで経験による内省の否定。
山間部のライト・マーチが、
僕を新たな思索の旅へいざなう。