2013-02-13から1日間の記事一覧

魂と 心を 取り違え 幾年俺は俺の魂を観れるか 心は観れても魂は観れるか? 俺が俺であること 魂が俺であること魂が俺であること 魂が魂であること 俺の魂は燃えているか 弓ヶ浜に希望を響かせているか

萩原

朔太郎 恭次郎 朔太郎 恭次郎 朔太郎 恭次郎 朔太郎 恭次郎 朔太郎恭次郎 朔太郎恭次郎 日比谷 交差点 信号 男色の昼辺

弓ヶ浜の夜

弓ヶ浜の夜 細長い半島の夜 妖怪たちの行列 提灯が ぎらぎらぎらぎらの灯りが 砂に反射して 砂絵を描いているあの妖怪たち 何だろう正体は まるで異国から来た妖精みたいに――

気動車

汽車でなく気動車 ディーゼル・トレイン 山陰の浜辺を ひとっとび!飛ばす気動車 ディーゼル・エクスプレス 浦富海岸を バッキューン!白ウサギも 蒸気に惹かれ 隠岐の島まで ひとっとび。

「猫と犬」

青い猫 赤い犬赤い猫 青い犬かわりばんこで なかよしいたちごっこ いたちごっこかわりばんこに おいかけっこ猫と犬 犬と猫犬と猫 猫と犬ああ 冬毛が生えた12月 冬毛の生えた犬と猫 春の香りは 遠からじ……。

拾遺5「天下のごとく」

夕枯れ 冬枯れ 小高い山 ぬかるみ 地面を 蹴りあげ 天下のごとく 朔太郎を 蹴りあげ!

拾遺4「桜の季節」

本のことで頭がいっぱいな 夕枯れのやがて来る春を待つわたし 窓には ほんのり、 桜の気配 そういえば、 不意に聞こえてきた フジファブリックが奏でた 『桜の季節』……。

拾遺3「輪廻f」

朔太郎 プラトン バイロン シェリー ゾラ 三好達治 それらが ぐ〜るぐる

拾遺2「うっとり うたたね」

春の匂いがしたと思えばまた冬 冬枯れの地面・街路 T公園にこだまする 快活な少年少女 僕は安吾全集片手に うっとり うたたね

拾遺1「地道に」

地道に生きたい 地道に点を稼ぎたい そう思い始めひと月 冬枯れももうすぐ最後 かたわらに朔太郎 春の匂いがゆらゆら 地道に生きて あの、あれほど、 過剰に意識していた、 爆発力や、 破壊力を、 打ちやって みなぎる春! みなぎる秋! 嗚呼!